極彩色の夢世界
京都、二日目。
宿の向かいの動物園から鳥の鳴き声、
気持ちよく目覚めて、朝からゆるりとお風呂、
和風のしっかり朝ごはん。
贅沢やねぇ。
午前9時になるころタクシー到着。
さぁ行きましょう!
まず車を駆って、
10円硬貨でおなじみの、宇治の「平等院」、
市中に戻る道すがら、薩摩藩内紛のあった「寺田屋」、
そのまま祇園の「いづう」でお昼、
祇園の町並みや巽橋のあたりを散策して名残を惜しみつつ、
千一体の観音像をまつった「蓮華王院三十三間堂」、
最後は日本で一番高い五重塔を擁した真言宗「東寺」。
この日拝観した中では、
やっぱり平等院がダントツでした。
想像していたより小さかったのに驚きました。
でもねぇ、それ以上に想像力をかきたてられました。
阿弥陀如来坐像のまつられた鳳凰堂の内部が、
一体どれほど極彩色で豪華であったか、
宙を舞うように配置され楽器を奏でる52体の菩薩像が、
どれほど人々を魅了したか。
阿弥陀様の頭上の天蓋が修理のために下ろされていて、
間近で見ることができたのも嬉しかったです。
なんという細工なのでしょう。
一枚の板から彫りだされたと聞いて、ただただ驚嘆です。
錦市場のあたりでタクシーと別れて、
あれこれとお買い物しました。
「市原半兵衛」さんの乾漆塗箸、木製のおたま、漆器のスープスプーン。
「錦市場」で食べ歩いた、ほか饅頭。
糸のように細くした鰹節、乾燥おから、豆乳レアチーズケーキ。
「村上重」のしば漬けや京高瀬はお土産の分を宅急便にして、
とことこと八坂神社の参道の商店街を歩きます。
南座を右手に見て、「壱銭洋食」へ。
壱銭洋食と冷やしあめで一休みしてから、
来年成人式を迎える妹のかんざしを買うために、
八坂神社の手前にある「かづら清老舗」へ。
布目と金目の両方を重ねづけするというセンスを学び、
目からうろこでした。
私も流れるラインがとても素敵な桜のかんざしを購入。
お着物を着る楽しみが、またひとつ増えました♪
さて実は明日は、母の誕生日。
お祝いのお食事ということもあり、
母のリクエストで晩御飯は「近江牛のすき焼き」です!(きらーん☆)
みなに隠れて「東寺」の売店で買った、
イノシシの白い土鈴をプレゼント。
なぜかというと、母はイノシシ年なのです。
ずっと可愛い顔をした子が欲しいと言っていたので、
通りすがりに思わず買ってしまいました。
白河院ではとてもよくしていただきました。
この日は、
春夏秋冬の襖絵がとても美しいお部屋で、
もう入らないよ〜ってほど、
すき焼きを食べて食べて、すっかりご満悦のご一行さま。
食後はそのまま父と弟の部屋へ行って、
みなでお菓子をつまみ、お茶を飲み、
色んな話をしながら寛ぎました。
これも旅行の醍醐味だよね。
11時前に解散して、
眠気をこらえてお風呂に入り、早々に就寝。
明日は、もう帰る日です。