極彩色の夢世界

kanakoguma2007-02-12




京都、二日目。
宿の向かいの動物園から鳥の鳴き声、
気持ちよく目覚めて、朝からゆるりとお風呂、
和風のしっかり朝ごはん。
贅沢やねぇ。
午前9時になるころタクシー到着。
さぁ行きましょう!



まず車を駆って、
10円硬貨でおなじみの、宇治の「平等院」、


市中に戻る道すがら、薩摩藩内紛のあった「寺田屋」、
そのまま祇園の「いづう」でお昼、
祇園の町並みや巽橋のあたりを散策して名残を惜しみつつ、
千一体の観音像をまつった「蓮華王院三十三間堂」、
最後は日本で一番高い五重塔を擁した真言宗「東寺」。


この日拝観した中では、
やっぱり平等院がダントツでした。
想像していたより小さかったのに驚きました。
でもねぇ、それ以上に想像力をかきたてられました。
阿弥陀如来坐像のまつられた鳳凰堂の内部が、
一体どれほど極彩色で豪華であったか、
宙を舞うように配置され楽器を奏でる52体の菩薩像が、
どれほど人々を魅了したか。
阿弥陀様の頭上の天蓋が修理のために下ろされていて、
間近で見ることができたのも嬉しかったです。
なんという細工なのでしょう。
一枚の板から彫りだされたと聞いて、ただただ驚嘆です。



錦市場のあたりでタクシーと別れて、
あれこれとお買い物しました。
「市原半兵衛」さんの乾漆塗箸、木製のおたま、漆器のスープスプーン。
錦市場」で食べ歩いた、ほか饅頭。
糸のように細くした鰹節、乾燥おから、豆乳レアチーズケーキ。
「村上重」のしば漬けや京高瀬はお土産の分を宅急便にして、
とことこと八坂神社の参道の商店街を歩きます。


南座を右手に見て、「壱銭洋食」へ。
壱銭洋食と冷やしあめで一休みしてから、
来年成人式を迎える妹のかんざしを買うために、
八坂神社の手前にある「かづら清老舗」へ。
布目と金目の両方を重ねづけするというセンスを学び、
目からうろこでした。
私も流れるラインがとても素敵な桜のかんざしを購入。
お着物を着る楽しみが、またひとつ増えました♪



さて実は明日は、母の誕生日。
お祝いのお食事ということもあり、
母のリクエストで晩御飯は「近江牛のすき焼き」です!(きらーん☆)
みなに隠れて「東寺」の売店で買った、
イノシシの白い土鈴をプレゼント。
なぜかというと、母はイノシシ年なのです。
ずっと可愛い顔をした子が欲しいと言っていたので、
通りすがりに思わず買ってしまいました。


白河院ではとてもよくしていただきました。
この日は、
春夏秋冬の襖絵がとても美しいお部屋で、
もう入らないよ〜ってほど、
すき焼きを食べて食べて、すっかりご満悦のご一行さま。
食後はそのまま父と弟の部屋へ行って、
みなでお菓子をつまみ、お茶を飲み、
色んな話をしながら寛ぎました。
これも旅行の醍醐味だよね。



11時前に解散して、
眠気をこらえてお風呂に入り、早々に就寝。
明日は、もう帰る日です。