空也の最中

kanakoguma2007-05-21



帰りの電車の中で。
混雑の中、前に立っているおじさんが新聞を読んでいました。
折りたたみ読書に慣れていないのか、
ばさばさと広がって邪魔っ気・・・。
その紙面に気になった記事があったので、
おじさんが手間取っている間にちょいと盗み読み(笑)
空也」の最中についての記事でした。


そりゃもう有名なお菓子ですよね。
東京土産云々っていう特集本には必ず名前が載るくらい。
新聞記事では「空也」のご主人夫婦にインタビューしてました。
一日に8千個しか作らないんですってね。
知らなかった。


どんなに世の中が変化しても大量生産に走らず、
すべて手作りで、自分たちが目の届く範囲だからこそ、
自信を持って送り出せる「おいしさ」を作ることができるんだと、
ご主人が答えていて、
そのまっすぐさに妙にじーんと心を打たれました。
そして、
何でも自分のことに置き換えりゃいいってもんじゃないけれど、
あたしはどんなつもりで仕事に向かってるのかしらと、
おじさんがバサバサの新聞を抱えて降りた後、
しばらく考え込んだのであります。


帰宅してそのまま晩ご飯の支度。
今日は、銀だらの煮付け。

トップの写真の、がんもさんとフキの煮物、
豆腐と水菜のサラダ、残り物あれこれでした。


おうちで食べる煮付けの味はしょっぱすぎなくて良いねと、
彼が言ってくれたので、
今日は煮付け記念日(笑)